学生時代に飲食店でアルバイトをしていたことと、大学卒業時にフードコーディネーターの資格を取ったこともあり、なんとなく飲食業界で働きたいと思っていました。ただ、就職に関してはあまり真剣に考えていなくて…。地元に帰ってフリーターをしながら、やりたいことを見つけようと思っていた矢先、学校の先生からイベントスを紹介してもらいました。早速、会社見学へ行くと、社長直々に案内してくださったのを覚えています。
「吉山BIANCO」を見学したとき、自社で運営している「チャレンジ農園」で収穫したハーブを、そのまま料理に使っている様子に感銘を受けました。農業経験はありませんでしたが、“ここでチャレンジしたい！”と思ったのが、イベントスへ入社したきっかけです。

吉山地域で働いて4年目を迎えますが、人と人との心の距離が近いと感じました。私が勤務している「Oishi（おいしい）吉山」では、地元の農家さんが育てた野菜を販売しています。取引農家さんとコミュニケーションを重ねるうちに顔と名前を覚えてくれ、農家さんと店のスタッフというよりは、“おじいちゃんと孫”のような関係性を感じられたときは嬉しいです。
また、雨の日や冬の時期は、どうしても客足が遠のいてしまいます。そんなときに、地元の農家さんがコーヒーを飲みにきてくれたり、町内会でバーベキューをしてくれたりと、私たちのことを常に気にかけてくださるのです。都会ではなかなか得られない、地域との強いつながりも仕事のやりがいになっています。

私は現在、店舗の運営に加え、採用関連の仕事も任せてもらっています。採用担当という目線もあるのですが、吉山地域で働きたいという人を増やし、地域活性化の一翼を担う存在になれればいいなと考えています。
そのためには、ここでできることをもう少し増やしていかなければなりません。Oishi吉山では、お客様に手ぶらで楽しんでいただけるバーベキュープランを展開しているのですが、夏に向けて新しいプランやイベント企画を考えて、集客につながるようなことをやっていきたいです。そして、吉山地域での経験を活かして、他の元気のない地域を活性化させる取り組みにも積極的に参加していきたいです。